2011年01月01日

2010年の映画たち(長文ですが、ご容赦をm(__)m)

お正月映画が不作のせいか、(救いは「マチェーテ」と「キック・アス」)なんかぱっとしなかったような…などと考えてしまった2010年。あらためて振り返ってみると、なかなかどうして、いろいろありました!苦渋の選択の末の15本+αです。

1 …まずは、いきなりの忘れ難いワースト。
「フォースカインド」
⇒記念すべき年明け一本目。「やめたほうがいい」という知人のコメントに惹かれてしまい、コワいもの見たさで観たものの…想像を絶していました。雪道をこけながら帰るのが本当に辛かったです。冷えびえしました。なぜミラはこの作品に出たのか、今も謎…。

2 さて、気を取り直して、きらめきの作品群を!
◎悪人
◎さんかく
◎告白
◎時をかける少女
◎彼とわたしの漂流日記
◎ゲゲゲの女房
◎アウトレイジ
◎ヒーローショー
◎ゾンビランド
◎アーマード 武装地帯
◎スイートリトルライズ
◎誰かが私にキスをした
◎ペルシャ猫を誰も知らない
◎永遠に君を愛す
◎夕方の三十分(小さなユリと)
 …すでにいくつかはリアルタイムでブログでご紹介しましたが、ブログアップできなかった作品について…。

◎告白
 何度も感じたことを文章にしてみようとしたものの、どうにもまとめられなかった手強すぎる作品。観る前の覚悟や想像をはるかに超え、打ちのめされました。共感できない、共感すれば楽になるかも、でも共感したくない…なんていう思いがぐるぐるしました。それでも、どこか共感してしまう自分がいて、そんな自分に戸惑ったりもしました。今も、思い返すと混乱します。
◎時をかける少女
 冒頭、膝上丈のスカートをひるがえして駆け抜けるヒロイン・仲里依沙の姿に、このリメイク版の成功を確信しました。。オリジナルの魅力を損なわず、みずみずしい新たな息吹が加えられています。春に観返したい作品。
◎彼とわたしの漂流日記
 昨秋の東京フィルメックス関連企画にて、「漂流者たち」というタイトルで初上映された作品。とにかく登場人物たちが魅力的で、いつしか手は拳、前のめりになって見入ってしまいました。枠にとらわれない、韓国映画の底力を実感します。
◎ヒーローショー
 ダメ人間たちの浅はかな判断の連なりから事態が暴走していく様を生々しく描いた作品。救いのない成れの果てを、突き放さずにぽっかりと締めたラストに唸りました。すべての人にドラマあり。
◎ゾンビランド
 とことん笑わせるには綿密な骨組みが必要、ということを明るく楽しく実証した作品。過去のゾンビ映画たちを基盤に、バディものに青春もの、ロードムービー…と欲張りながらも消化不良なく駆け抜けます。強持てのガンマンが渇望するクリームケーキ・トゥィキンキー(ウィキに項目あり)とは何ぞや?と輸入食料品店を覗いていますが、いまだに出会いません。きっとこってり甘くてくどいのでしょうが…。
◎アーマード 武装地帯
 まさか(あまりにぱっとしない)あなたが主人公?という驚きに、いきなりガツン。主人公が相対する悪役たちは揃いも揃って名優・クセ者ばかり。最後の最後まで目が離せず、ぐったりしながらも掘出し物感は断トツ!でした。
◎誰かが私にキスをした
 ひどいタイトルに若干抵抗があったものの、「カンバセーションズ」の監督ということで気になっていた作品。…と、これが意外な掘り出し物!ぎりぎり嫌みのない甘さと一筋縄でいかない展開、春にふさわしいラブストーリーに顔がほころびました。
◎ペルシャ猫を誰も知らない
 音楽の持つ力をあらためて実感。テヘランを舞台に、音楽が好き!音楽をやりたい!という若者の万国共通の思いをコミカルに描きつつ、彼らに立ちはだかる「壁」の高さを観る者に重く突き付けます。
◎永遠に君を愛す
 十回目の節目を迎えた仙台短篇映画祭で出会った作品。約60分と思えない密度の濃さは、さすが濱口監督。悲劇か、喜劇か、観る人によって印象が全く異なり、互いに感想を話し会うのもスリリングでした。
◎夕方の三十分(小さなユリと)
 原作は黒田三郎。詩の世界を映画にする、という試みが見事に成功した貴重な作品。手に汗にぎってしまうクライマックスと、その後訪れる安らぎのコントラストは至福の一言です。和島監督の今後がますます気になります。
3 以下、やっぱり書き留めておきたい(欲張りすぎな)次点です。
○ノルウェイの森(紹介記事あり)
○すべては海になる(紹介記事あり)
○酔いがさめたら、うちに帰ろう(ベテラン・東陽一監督の手腕が光る、映画という表現を存分に生かしたのびやかな作品。すべての人物が、すべての情景がいとおしい。)
○ミックマック(遊び心満載のきらきらした作品。ユーモア、強し!いたずら、バンザイ!伏線をきっちり拾いながら繰り広げられる物語に、ニヤリとせずにはいられません。)
○パーマネント野ばら(これまでの吉田監督作品とは一味異なる、引き算の力が光ります。)
○ドアーズ まぼろしの世界(彼らを知らずとも引き付けられる詩的ドキュメンタリー)
○冬の小鳥(土の冷たさ、まなざしの力が痛いほど忘れ難い。)
○ベジャール、そしてバレエは続く(伝える、引き継ぐ意味をじっくりと味わえます。)
○パーフェクト・ゲッタウェイ(無茶苦茶ながら、忘れ難い怪作。今年のミラ出演作ではピカ一と言いたい。)
○クレイジーズ(正気と狂気の境をさ迷う相棒が印象的。演じた俳優さんの今後に期待。)
○ソラニン(観る者を絶望に突き落としてきた高橋泉の脚本が吉と出た作品。)
○ルド&クルシ(「天国の口、終わりの楽園」B面!)
○チェチェンへ アレクサンドラの旅(あの「ハートロッカー」より、戦争というものが伝わってきました。)
○トイストーリー3(1、2抜きでもしみじみできる良作)
○死なない子供 荒川修作(どちらかといえば強持てな才人・荒川氏への愛に満ちた心に染み入るドキュメンタリー)
○ブロンド娘は過激に美しく(百歳を迎えたはずのオリヴェイラ監督の過激な暴走は止まりません。)
○乱暴と待機(小池栄子のいい女っぷりにいつしか惚れます…。)

4 それから、おまけとして、新作ではないけれど忘れ難い、私にとって新鮮な作品たちも…。(ありがとう、フォーラム&セントラル!)
○君も出世ができる(フランキー堺!)
○女系家族(文子様…)
○氾濫(これまた、文子様…。)

…ということでとりとめなくなってしまいますが…。
2010年は、映画をめぐる様々出会いに恵まれた素晴らしい年でした。
2011年も、よい映画に出会えますように(^人^)

cma


posted by staff at 16:09| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
『乱暴と待機』ご鑑賞ありがとうございます!
Posted by O at 2011年01月10日 01:28
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