2013年02月14日

イーストウッド主演作となぜか重なる、ジャン レノ大奮闘のコメディ(ダニエル・コーエン監督「シェフ! 三ツ星レストランの舞台裏へようこそ」)

あまり期待せずに足を運びましたが、意外な拾いもの。観終えた後は、にこにこ ほくほくと席を立つことができました。個人的には、「レオン」以来のジャン レノ当たり役です! 肩に力が入っておらず、痛々しい無理も感じません。出しゃばらないけれど勢いがある相棒を得て、身体全体で生き生きとコメディを演じる彼は、新鮮で魅力的でした。観る前は「ジャン レノ、恰幅よく(メタボに)なっちゃって…」とさみしく感じていましたが、観終えた今は「アリかも!」という気持ちです。続編もひそかに期待します。
物語の方は、おなじみのコメディ要素(両極端な2人のギャップ、出産のドタバタ、「勝ち組」の滑稽さ、寄せ集めチームの迷走と活躍…)の連続で、劇中の料理のように新味はありませんが、小気味よい組み立てで素直に楽しめます。中盤のやりすぎな変装は抱腹絶倒モノ。たまたま隣に座っていたフランス人男性は、全編通じてげらげら気持ちよく笑っていました。お蔭で、私も本作をより楽しめたように思います。映画館ならではの味わいでした。
途中でふと感じたのは「なんか、似た話を観た気がする…」というデジャヴ。仕事一筋ながら下り調子の父親と、キャリアを積み上げようとしている娘、昔かたぎの姿勢の父親に憧れる若者の恋模様、伝統や名人技を蹴散らさんとするハイテク仕掛けの新しい流れ…。「うーん…えーと…あ!」思い浮かんだのは、あのイーストウッドの「人生の特等席」でした。共通点は多くても、物語の味わいはかなり異なる二作品。フランス/アメリカ、というお国柄も多少は影響しているのでしょうか…。興味深いところです。

cma

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「シェフ! 三ツ星レストランの舞台裏へようこそ」
監督ダニエル・コーエン
脚本ダニエル・コーエン
キャスト
ジャン・レノアレクサンドル・ラガルド
ミカエル・ユーンジャッキー・ボノ
原題 Comme un chef
製作年 2012年
製作国 フランス・スペイン合作


posted by staff at 23:03| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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