2014年04月20日

3人の子役、タテとヨコ(豊田利晃監督「クローズEXPLODE」)

3人の子役、タテとヨコ(豊田利晃監督「クローズEXPLODE」)

生意気ながら、「豊田監督、どこへ行く」と思っていたここ数年…本作でようやくホッとしました。撮りたいものを撮りつつも、観る者を振り落とし過ぎず、何これ?面白いかも!と思わせるさじ加減がなかなか。クレジットに脚本=向井康介さんの名前を見つけ、おっ!と思いました。
明らかに二十代、タバコも酒も似合い過ぎのおっさんになりかけた若者たちが、学ランを着てケンカしまくる…これは当然、壮大なフィクションです。やべ演じる完全なおっさん•片桐が言うように、鈴蘭は、何でもありの遊び場。失われた場所だからこそ、存分に暴れ回れるのかもしれません。
粗々しくツッコミどころもありますが、細部がしっかり効いているなと感じました。特に、3人の子役(テッペンをめざす2人のかつての姿と、中古車販売店の子ども)とやべ演じる片桐。片桐の視点が、若者たちの過去と未来、物語の過去と未来…を巧みにつなぎます。そして、タテとヨコの対比のおもしろさ。背丈のある東出演じる鏑木が、画面中央に立ちはだかり、延々と平行移動していく画は、それだけで魅せるものがありました!
重箱の隅をつついてあれこれとやかく言わず、素直に楽しんでほしい作品です。

cma
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「クローズEXPLODE」2014年、日本
監督:豊田利晃
原作:高橋ヒロシ
脚本:向井康介、水島力也、長谷川隆
出演:東出昌大、早乙女太一、勝地涼、奥野瑛太、深水元基、やべきょうすけ、高橋努、浅見れいな、高岡早紀、板尾創路、永山絢斗、柳楽優弥


posted by staff at 09:24| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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